2022.1.21

全日遊連組合員数調査、各種数値で過去最低水準に

全日遊連のまとめによると、2021年12月末の全国の組合員数は前の月からマイナス40店舗の7,637店舗だった。月内の新規店は今年に入ってもっとも多い10店舗あったが、一方の廃業店が52店舗あった。遊技機台数はパチンコがプラス3,266台で12カ月ぶりに増加し213万422台になったものの、パチスロが8,957台の減で136万2,674台に縮小。その他遊技機を含めた総台数は5,728台減の349万3,096台だった。
 
2020年12月末との比較では、営業店舗数の減少数は2007年の調査開始以来、もっとも多い665店舗に上った。年間を通しての新規店も過去最低値となる37店舗に留まり、一方の廃業店はこの10年でもっとも多い637店に上るなど、業況の悪化に歯止めがかからない様子が示された。
 
年間の遊技機台数はパチンコ機が11万4,376台の減、パチスロが10万295台の減だった。その他遊技機を含めると21万4,708台の減少。パチンコの減少数は2019年に続いて2年連続で10万台を超えたほか、パチスロの減少数も2008年当時の「5号機ショック」以来の10万台超えとなった。総台数で1年間に20万台以上の減少になったのは統計をとって以来初めてで、あらためて市場の縮小傾向が示されている。