日遊協は2月15日、都内中央区のアットビジネスセンターで広報担当者フォーラムを開催した。会員企業における広報部門の担当者を集めて開催しているもので、今回で3回目。
会の冒頭、挨拶に立った広報調査委員会担当役員の韓裕副会長は、「遊技業界はかつて経験したことがない大きな変化の時を迎えている。特に依存問題では多くのマスコミによってネガティブで不正確な情報が拡散され、その一方で我々が取り組んでいるさまざまな活動はなかなか正確に伝わらない。あらためて広報のあり方やその重要性を考える時になっている」と述べ、フォーラムの開催意義を強調した。
フォーラムでは、日本IBMの広報部門に在籍していたウォークアンドトークの佐藤敬臣社長が、企業リスクと広報について基調講演を行った。
その後、4名ごとに分かれて行ったグループディスカッションでは、パワーハラスメントや風評被害といった具体的事例を設定し、その発生時に広報がすべきことや役割を議論。グループごとの発表を聞いた佐藤社長は、まずは事実関係を把握することが重要だとした上で、それをどう発信し、どう受け止められているかの確認まで行う必要性を述べた。また、企業では不測の事態が必ず起こることを前提に、日頃からその想定や各種メディアの環境の把握を行っておくことの重要性を示した。
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