2021.4.9

【遊情ネット】閉店間際の店とハネモノと 〜法令の狭間で消えゆく文化〜

「よし行こう。タイミングは今日しかない」そう思い、店に電話する。
「今日は店やってますか?」訝しがるスタッフに間髪をいれ、
「3月で閉店されると聞いて、一度でいいから遊びに行きたいと思い連絡しました」と伝える。
「閉店日まで毎日やっています」
「そうですか!それでは本日遊びに伺います」

ようやく願いが叶う。古い遊技機が多めの小さなパチンコホールへの探訪だ。会社には無理を言って有給を貰った。

パチンコは風営法の許可営業だ。各県には風営法の条例があり、地方自治の尊重や地方風土の違いから、ある程度の差異があっても良いことになっている。代表的なのが県ごとの開店時間。東日本は9時開店が、西日本は10時開店が多いという。宮城は8時開店の地域もあるという。日の出が早いからという説もあながち間違いではないのかもしれない。

話を戻すと、県により、みなし機の対応や認定取得日の起算日に差が出るなど、条例や県警、所轄の裁量がある程度認められているようだ。こと今回の店がある某県は、昔の遊技機を設置した昔ながらの店舗が数年前まで多く存在していた。
 

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