2020.1.17

【遊情ネット】2020年1月号TOP COLUMNの補稿

本誌では、パチンコ機の『管理遊技機』とパチスロ機の『メダルレス遊技機』を次世代型遊技機と総称して、次世代型遊技機が遊技場の店内環境に与えるプラスの影響を考察しました。「いまのような出玉性能では導入できない」と思われている遊技場経営者は少なくないでしょうけれども、ギャンブル等依存対策が進行している現状では遊技機の出玉性能が向上する(または改善する)見込みは薄いので、“いまの出玉性能”での次世代型遊技機の導入に向けた準備を進めるのがよいのではないでしょうか。

受動喫煙対策と相まって、20世紀のぱちんこ屋さんとは異なった新たな店舗像を見出す、いい機会だと思います。もしかすると、遊技場の立地や営業スタイルの違いによる遊技機入替や設備導入にかかる発想についても、これまで以上にバリエーションの幅が広がっていくかもしれません。

さらにギャンブル等依存対策について、使用金額の多さだけではなく、費消時間の長さがこれからクローズアップされるのではないかと記しました。ゲームに関する調査で「ゲームをする時間が長いほど生活への影響が大きくなる」という結果を受けた考察ですが、ひとつのことに長時間費やすのはまさに『のめり込み』とも言えます。長時間働くことを悪とする現在の風潮では、長時間遊技に対する世間の風当たりは当然強くなるものと捉えるべきなのではないでしょうか。

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