豊丸産業は、3月22日から24日まで都内江東区の東京ビッグサイトで開催される福祉機器展「CareTEX東京」の「第7回介護レク東京」にブースを出展した。

同社のブースでは、福祉向け専用パチンコ「エアロビック・トレパチ！」と、楽しみながら体を動かせるモーショントレーニングシステム「TANTO」を展示した。

トレパチに取付けられた足漕ぎベダル

今回出展した「エアロビック・トレパチ！」は、同社のパチンコ「コマコマ倶楽部with坂本冬美」のコンテンツを使用したトレパシリーズ初の「液晶搭載機」。大ヒット曲「また君に恋してる」「夜桜お七」といった大ヒット曲を搭載し、足漕ぎベダルやリカンベントバイクなど福祉施設で利用している運動器具と接続して利用することができる。また、ハンドル操作が困難な人でも気軽に楽しめる玉の発射装置「新助ダチくん」や認知機能のトレーニングとしてアナウンスの指示に従ってボタンを押すことで大当りとなる仕掛けなど、介護サービスにおける機能訓練遊具になっている。

「TANTO」は、モニターに取り付けられたセンサーの前に立つだけで体の動きや音声に反応。約200種類のプログラムは、リハビリテーションやトレーニングだけではなく、複数人で協力しながら体を動かすレクリエーションとしても活用できる。

同社担当者は、「介護福祉施設の利用者は団塊世代の後期高齢者が多いので、パチンコで遊びながら認知機能の回復やトレーニング要素を提供できるという部分に興味を示してくださる方も多い。今回のトレパチは、幅広い層に人気のある坂本冬美さんのコンテンツを活用したことで多くの問い合わせを頂いているので、今後も遊技機製造で培った技術を活かしながら高齢者福祉に役立つ製品を提供していきたい」という。