2021.12.3

【遊情ネット】AEDの設置責任を果たすために確認すべきこと

ホールへのAED設置はほぼ一般的になりつつあるが、実際に来店客が心停止などで突然倒れる事態が起きたときに冷静かつ適切に対処できるかどうかがポイントになる。万一の事態が起きた際には、救急車が駆けつけるまでの間の救命措置が生死を分けるといわれ、AEDの使い方はもちろん、そのあとの正しい心臓マッサージも含め、講習会などで事前に知識や訓練を積んでいなければ、いざというときに迅速な行動や適切な手当ては難しい。
 
やはり万一の事態への対処には、講習を受けて一定のスキルのあるスタッフが必要になるが、なかなか集客が戻らない中で必要最小限のスタッフ数で運営しているホールも多く、そもそも救命措置ができるスタッフが常に配置されているのかという問題がある。また、コロナ禍では対面での救命講習会ができない状況が続いたこともあって、AEDの正しい使い方を理解しているスタッフが物理的に不足していることが考えられる。
 
最悪の事態になった場合、周りにいた来店客はもちろん、その場に居合わせたスタッフにも心理的な悪影響を及ぼしかねない。とはいえ不特定多数が集まる店内では、まさかの事態は起こりうる
 

 

 
 

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