2022.4.29

【遊情ネット】2022年4月から始まる色々な改正の影響

今年度は、65歳以上の高齢者にとって、大きな変化の年となります。
 
65歳からの老齢厚生年金の計算方法に変更があり、特別支給の老齢厚生年金の収入基準額が『28万円/月』から『47万円/月」に引き上げられます(実施は6月以降となります)。特別支給の老齢厚生年金を受給されている方には非常にメリットがありますが、現段階では恩恵を受ける人は少ないと思われます。今後、工場等の企業の人手不足に対する打開策として、退職者の再雇用があります。
 
ただし、これまでは収入が『28万円/月』以上になると厚生年金が減額されていたため、高齢者のなかには、労働意欲がなくなって仕事を辞めたり、仕事の時間を少なくして収入を自主的に減額している人もいました。『28万円/月』の収入だと生活費がギリギリで、最近のガソリン・電気・ガス等の価格上昇によって苦しい生活状態の高齢者も少なくありません。これからは、収入基準額が『47万円/月』に引き上げられることで、従来通りの勤務時間で働くことができるようになり、労働意欲が増す高齢者が増えることが期待されます。
 
 

 
 
 

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