2021.12.17

【遊情ネット】2021年12月号トップコラムの補稿

本誌では、業界の「未来」を造りあげるのが『選挙』であり、「過去」を整理整頓するのが『歴史』だとしました。
 
前者の『選挙』については、積極的に動いている業界関係者が多くいます。低迷する業界の現状を打破したいという思いや、打破してくれる味方としての政治家を欲しているのだと理解していますし、私もその考えをかねてより述べてきたつもりです。ただ、政治家は大所高所から物事を見る立場ですので、そのあたりを間違えて政治を使っていこうとすると、のちのち面倒なことになりかねないという危惧も感じているところです。何度も申し上げているところではありますが、自分たちの業をどうしたい、自分たちはどうなりたいのかという基礎の基礎をきっちり固めることが肝要だと思います。
 
一方で、後者の『歴史』に目を向ける業界関係者は、少なくありません。今日を重視してきたと言えば聞こえはいいですが、浮き草のような状況がどうも続いてきたのではないでしょうか。創業して50年以上という遊技場経営企業は少なくないわけですし、まさに地域に根差した企業ということでいえば、自店・自社・自業界の歴史をきっちりと精査することが求められるところです。
 

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