2022.2.11

【遊情ネット】時間粗利の高騰に歯止めがかからない要因

今年の年末年始商戦は、昨年の商戦よりは良かったというホール関係者が多く、各種業界データをみても、好調なパチンコが全体の業績を支えるかたちでわずかながら上昇している。とはいえコロナ禍前の年末年始商戦の業績まで回復しているわけではなく、特にパチスロはアウトも粗利も緊急事態宣言下の昨年の年末年始商戦よりも下がっており、せっかくパチンコが回復基調にあるなかでもその粗利負担はかなり大きくなっている。
 
特に4円パチンコは時間粗利の高騰が顕著になっている。コロナ禍で変化した生活様式の影響で遊技時間も短くなるなかで、パチンコの機種仕様をみると、今のP機は出るのも速いが負けるのも早い。夜の稼動落ちの心配こそないが、そもそも遊技時間が短くなる仕様の機種が多いために遊技時間を延ばそうとしてもなかなかハードルが高い。遊技時間が低下する傾向にあるなかで年末年始商戦の高粗利営業となると、時間粗利が上昇するのはやはり必然といえるだろう。
 

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