2020.2.14

【遊情ネット】いま必要とされる自店なりの機種選定基準

来年2月の新規則機への完全移行を前に、当面は入替費用の捻出が最優先課題になっています。どのホール企業も入替計画とその予算をざっくり立てているとは思いますが、現時点で旧規則機の残存台数すべてをカバーする入替機種までみえているところはほぼないのではないでしょうか。また、入替予算にしても残存台数分だけでなく、振るわなかった新規則機の導入機種の手当ても必要になりますから、当初の予算よりも大きくなることが予想されます。予算確保のための利益計画も、直近はパチスロの業績不振が顕著になっていますから順調ではありません。

利益の面からすると全体的にパチンコに目が向けられていますが、継続率や出玉スピードを押し出した新規則機が数多く登場していても今のところ営業の柱のひとつになるまでに至っておりません。今後はパチンコの遊タイムなど新しい仕様も予定されており、新しいスペックとゲーム演出の完成度がヒット機種になるかどうかのカギになると思われますが、旧規則機の併設期間を乗り越えて長期稼動させるためには、間違いの少ない機種選定が必要になってきます。ここで改めて機種選定時の自店の指標を見直してみてはどうでしょうか。

例えばアウトの比較ですが、最近の新機種の中には時間アウト(時間あたりの最大打ち込み玉数)が下手をすれば4,000個を切っている機種もあります。これは新規則機の型式試験対策が要因かと思われますが、これまでの機種選定の指標のひとつだったアウトの比較が困難になっているわけです。

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