2019.12.16

【遊情ネット】業界関係者が難しくしている事柄

いきなりですが、遊技場経営は“特殊”なのでしょうか。

私はそうは思いません。製造業が仕入れた原材料を加工して製品にして販売するように、あるいは小売業が仕入れた商品を販売するように、サービス業の一業種である遊技場は遊技というサービスを提供している、という点では少しも“特殊”ではないと考えるからです。遊技業界に関わりだした頃は専門用語やグレーゾーンの存在もあって独特だとは感じていましたが、中小企業診断士の資格取得後は「サービス業としての遊技場経営」をむしろ普通に意識するようになりました。ただし、業界外の人たちからは、営業あるいは経営の仕組みが見えにくいために、敬遠されるきらいがあることも分かってきました。

このように考えていくと、遊技場経営の“特殊性”を口にしているのは、意識的か無意識的かは分かりませんが、外部からの参入障壁を高くしようとしている人たちなのかもしれません。遊技場経営という側面から考えてみると、イオンやセブンイレブンのような巨大なリテール企業が参入してくることを恐れ、業界構造を複雑かつ特殊な仕組みにしていると見ることもできます。

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