2022.6.17

【遊情ネット】デジタル人材の確保・育成に向けた取り組み

時代時代でクローズアップされる機種は違い、その変遷も早い。現在はパチンコのメインとなる3機種がある程度揃っていなければ来店してもらえない状況になっており、セルフポスの普及なども含めて店舗における人的サービスも従来とは異なるものになりつつある。今後登場が予定されるスマートパチスロを反転攻勢の材料として着目しているホール企業は多いが、その詳細はまだ明確でなく、そもそも環境変化に対する正解は事前に分からない。そこである大手ホール企業の役員は、いつの時代も難所を乗り越えるには企業としての「総合力」が必要だと指摘する。
 
やはり総合力には、ファンを呼べる機種ラインナップが欠かせない部分だが、それでも企業の価値を生み出す根本的な要素は当然ながら人材にあるという。その人材確保のスタイルもコロナ禍のリモート採用活動で大きく変わり、入社後に初めて新入社員と会うケースがほとんどになった。そのためホール企業の役員や古参の社員の中には、今後の人材育成に向けて新入社員から下の世代の意識や考え方を改めて学ぼうとする動きもみられている。そうした学びの延長線上には、若年ファンの取り込みにつながるSNS強化などの取り組みを目的にするところも見受けられ、SNS関連の専門部署の検討、また採用面接時にフォロワー数を聞いて新たな評価材料にしようとするホール企業も実際にある。
 
今のホールの広告宣伝はデジタル広告が主流になり、折り込みやポスティングなどがメインだった昔と比べるとコストは格段に減ったが、コンプライアンスを守りながら効果を出すにはどうすればいいか腐心している企業は多い。
 

 
 
 

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